Office365のSharePoint OnlineにWebDAV接続し、エクスプローラーからファイル操作ができる共有フォルダ(ファイルサーバー)としての運用を検討していましたが断念しました。今回はそれに至った2つの理由を紹介します。
1. 300MB以上のデータは処理できない
エクスプローラーからのWebDAV接続について、300MBを超えるファイルのアップロードおよびダウンロードができません。現時点でこちらの修正予定はなく、しばらくこの状態が続くと思われます。300MBを超えるファイルについては、WebのSharePoint Onlineからアップロードおよびダウンロードできますが、それでは共有フォルダとして非常に使いずらいです。
2. WebDAV接続が不安定
WebDAVでのファイル操作は非常に不安定です。共有フォルダへのアップロード、ダウンロードもそうですが、ファイルの更新においても操作が重くなります。また、以前に特定のファイル名だとアップロードおよびダウンロードにてエラーとなる現象が起きていました。こちらは修正されましたが、やはりWebDAVでのファイル操作は何かしら問題が起こりそうな感じです。
まとめ
WebDAVのプロトコルではファイルの更新、アップロード、ダウンロードにどうしても違和感があります。やはり共有フォルダとしてファイルサーバーを構築するのであれば、Windowsでサーバーを構築しSMBプロトコルでファイル操作をした方がいいでしょう。
AWSやAzure等のクラウドサーバーを利用すれば、社内にデータを残さず運用できるため、セキュリティ対策も併せて実施できます。