ベンチャー企業が申込みフォームやECサイトのWebアプリ構築をベンダーへ依頼する際に注意すべき3項目を紹介します。Webアプリの構築は開発の規模にもよりますが、トータルで数百万円かかるケースが多いです。ですがお金をかけて開発したにも関わらず
「要望通りに開発が進まない」
「構築した後に不具合が多発」
「障害時の対応が遅い」
といった事件が起こってしまうこともあります。今回はこういった事件をできる限り避けるため、ベンダーを選定する際の注意事項を書いていきます。
1. エンジニアの勤務形態
エンジニアの勤務形態は「社内開発」と「客先常駐」の2パターンがあります。Webアプリ開発を依頼するのであれば「社内開発」をメインで実施しているベンダーを選んでください。その理由は、エンジニアが社内にいるため連絡がつきやすく、迅速な対応が期待できるからです。またシステム開発を発注した際、担当するチームの人数を把握しておくことも重要です。
2. 業界の経験有無
業界におけるシステム開発実績のある企業が望ましいです。業界によってシステムの仕様は異なるため、その特徴をある程度把握しているベンダーの方が総合的に良いです。また、実績・経験のある担当者がつくかどうかも確認しておくべきです。
3. 保守の引受
システム開発後に引き続き保守をしてもらえるベンダーにしましょう。保守契約とはシステム不具合が発生した際に対応できる体制を整えてもらう契約です。保守契約の内容については、自社に合ったプランを選択してください。例えば、絶対に止められないシステムであれば24時間365日対応してもらえる契約、そうでなければ営業時間内の契約といったイメージです。ベンダーによっては24時間365日対応ができない企業もあるため、自社の要件に合致した対応ができるベンダーを選定しましょう。
まとめ
ベンダーを選定する際は下記の要件を満たしているベンダーがいいかと思われます。
・エンジニアが社内開発で、対応は複数人のチーム体制にしてもらえる
・自社の業界におけるシステム開発経験のある担当者がつく
・保守および要望に沿った保守プランの提案が可能