テレワークやWeb面談を実施する際、自分のパソコンにカメラが内蔵されていないため、相手方と映像のやり取りができないケースがあります。今回は、カメラが搭載されていないPC(もしくはモニター)にWebカメラを設置し、相手方と通話する方法をご紹介します。
Webカメラを選ぶ際の注意点
カメラが内蔵されていない場合は、別売りのWebカメラを設置することでWeb通話が可能となります。ここではWebカメラを選ぶ際の注意事項をご紹介します。
解像度・画素
解像度・画素とはカメラで映し出せる画質のことです。数字が大きいほど映像がきれいに映ります。安いWebカメラは低画質のものが多く、映像がかなり乱れてしまうこともあります。
やはり直接向き合えないからこそ、自身の表情やジェスチャーが相手に届きやすいよう、画質にはある程度こだわった方が良いでしょう。個人的な基準としては、1080P(フルHD200万画素)以上がおすすめです。
マイク内蔵
マイクがなければ内蔵式のものを選んだ方が良いでしょう。※パソコンにマイクが内蔵されていることもあるため、事前にチェックしておいてください。ただ、会議室で複数人の声を拾う必要がある場合は、別で広範囲の収音マイクを購入した方が無難です。
フレームレート
フレームレートとは映像がどのくらいスムーズに再生されるかといった指標で、fpsという単位で表記されます。※正確には1秒間にどのくらいの静止画が再生されるかといった指標。
fpsの数字が大きいほど映像が滑らかに動きます。個人的には30fps以上がおすすめです。
おすすめのWebカメラと使い方
上記で紹介した条件をクリアし、手ごろな価格で購入できるWebカメラをご紹介します。こちらは私も使用していて、今のところ不具合等も起きていません。
使い方はUSBケーブルをパソコンに接続し、モニター上部へWebカメラを設置するだけです。見た感じだと分かりにくいですが、結構安定感があります。また、カメラの角度が変えられため、映像を映し出すときの微調整が可能です。
Webカメラの活用事例
最近では、様々なシチュエーションでWeb通話が実施されるようになりました。ここでは、Webカメラの活用事例についてご紹介します。
テレワーク・在宅ワーク
IT企業(特にエンジニアやデザイナーなど)を中心に、オフィスへ出勤せず自宅や好きな場所で働くことができる「テレワーク」、「在宅ワーク」、「リモートワーク」といった勤務形態が増えてきました。
テレワークにより満員電車などの通勤ストレスが解消されたり、働く場所の制限がなくなることで育児や介護を両立でできるようになったりと、多くのメリットがあります。
また、この様な働き方には3つのタイプがあります。
・外勤型
営業職など、自社のオフィスであまり仕事をしない従業員がテレワークをするタイプです。自宅から取引先へ直接向かい、そのまま自社へ寄ることなく帰宅します。社内で会議などがある場合に出社します。
・内勤型
サテライトオフィスなど、決められた場所で仕事をするタイプです。
・通勤困難型
育児や介護などで通勤が困難な従業員で、在宅勤務の仕事をするタイプです。
会社のWeb会議
Web会議用のサービス(Zoom、Wherebyなど)が普及してきたこともあって、社内会議をWebで実施するケースが増えてきています。Webカメラを設置することで、相手方の顔を見ながら打ち合わせ等が実施できます。
遠隔地にある拠点同士の会議はもちろん、会議室全体をモニターに映すことで集団ミーティングも可能です。さらに、自分のパソコンに出力されている映像を、相手方のモニターに映し出すことも可能であり、企画のプレゼン等でも問題なく活用できます。
また、2020年1月よりコロナウイルスの影響で、従業員の在宅勤務が増えたことにより、Web会議が一層注目されるようになりました。
Web採用面談
新卒・中途ともに、採用面談がWebで実施されるようになりました。大きな理由としては、前説でも記載したコロナウイルスの影響で、企業と応募者の接触を避けるために活用されています。
ただ、ほとんどの企業においてWeb採用面談の支障はほとんどなく、応募者にとってもわざわざ企業へ伺う必要がなくなるメリットがあり、今後も部分的(一次面接だけなど)に活用されていくのではないかと思います。
Web面談はスマートフォンにも対応しているケースが多い反面、やはりパソコンで実施した方がメリットが多いのではないかと思います。(デュアルディスプレイ等を活用すれば、カンペ等を見ながら面接ができる…etc)
家族・友人・知人とのコミュニケーション
身内や友人とのコミュニケーションでWeb通話を実施するケースも増えてきました。例えば、上京した学生や会社員などが、実家の両親と顔を見合わせて話すことができたり、大学の部活動などの打ち合わせや雑談ツールとして活用されています。